PROFILE
書花人
田村 雪峰 / Tamura Seppo
「花より花らしくあれ」
主宰
岩手県二戸市出身盛岡市在住
二松學舎大学在学中に渡米
帰国後に現代美術の分野をプライマリーギャラリーのスタッフとして現場で学んだ。
田村雪峰は、書を「文字表現」ではなく、
“存在が存在し続けるための痕跡”として扱う。
古典書道、現代美術、教育現場、共同体運営。
それぞれ異なる領域を横断しながら、
一貫して問い続けているのは、
「人は、どのように削られ、
どのように存在可能性を失っていくのか」
ということである。
現代社会は、速度・効率・最適化を求める。
そこでは、
即答できること
説明できること
数値化できること
役割化できること
が優先されやすい。
しかしその過程で、
言葉にならない感覚
沈黙
違和感
変化途中の存在
役割から降りる自由
は、少しずつ居場所を失っていく。
田村雪峰は、
そうした“削られ続ける存在”に光を当てるために、
書を用いる。
その作品は、完成された意味を提示するというより、
「まだ言葉になっていない感覚」が
立ち上がる余白をつくろうとする試みである。
また近年は、
展示空間そのものを“共同体設計”として捉え、
動線
滞在速度
沈黙
説明量
離脱可能性
再参加可能性
まで含めて作品化している。
「存在を、所属で測らないこと」
それは、田村雪峰の制作に通底する思想であり、
教育活動「ふでらぼ」にも強く接続している。
書は、誰かを完成させるためではない。
花を引っ張って咲かせないように、
人間もまた、
“その人自身の速度”で立ち上がる。
田村雪峰は、
書と現代美術を通して、
「変化しても、居続けられる空間」
を探求している。
1988年 岩手県二戸市出身
1995年 小学1年から6年間:近藤雪峰書道教室へ通う
2001年 中高6年間:地元強豪校剣道部引退後、書道部へ
2006年 二松學舍大学文学部中国文学科書道専攻へ進学
2008年 大学休学・渡米
「Fragment vol.3」Super Deluxe(東京)出展
2010年 unseal contemporary(東京)で現代アート分野を学ぶ
「Emerging Directors' Art Fair ULTRA003」(東京)ディレクター出展
Next Exhibition
2024年07月29日~08月03日 個展 ギャラリー彩園子Ⅰ・Ⅱ(岩手・盛岡)
2024年12月16日~12月21日 個展 ギャラリーQ(東京・銀座)
Solo Exhibition
2021年06月26日~07月24日 個展「10年後の胎動」八藝館(岩手・盛岡)
2023年11月06日~11月11日 個展「田村雪峰展」ギャラリーQ(東京・銀座)
Duo Exhibition
2022年05月02日~05月07日 二人展「monochrome」ギャラリー彩園子Ⅰ・Ⅱ(岩手・盛岡)
2022年11月21日~11月26日 二人展「point or dot .」Sun Gallery Honogo(東京・本郷)
Art Fair
2022年03月16日~ 3月19日 World Art Dubai 2022
Performance
2021年03月21日 揮毫「NEMTUS主催:3.11東日本大震災復興支援寄付プロジェクト」盛岡町屋物語館(盛岡)
Media
2021年07月14日 新聞「躍動感広がる筆墨の世界」岩手日報
2022年05月03月 テレビ「書に戦火の出口を求めてー盛岡で作品展」IBC ニュースエコー
2022年05月05日 新聞「墨書で試みる多彩な表現ー古典と現代の融合模索」盛岡タイムス
2022年05月27日 テレビ「5きげんテレビきんトクー書家:田村雪峰」テレビ岩手
2023年02月28日 書籍「日本の文字クリエイター(デザイン書道の最前線)」 マール社